交通事故治療では神経学的検査(筋力・反射・病的反射)を丁寧に確認します

交通事故後の首の痛みやむちうちでは、痛みの場所だけでなく、腕や手のしびれ、力の入りにくさ、反射の左右差などを丁寧に確認することが大切です。りーる整骨院では、交通事故治療のご相談時に、必要に応じて神経学的検査(筋力・反射・病的反射)を行い、現在の状態を慎重に見極めています。

手足に力が入らない、歩きにくい、しびれが急に強くなった、排尿・排便の異常がある、強い頭痛や嘔吐がある場合は、整骨院への相談より先に医療機関や救急受診を優先してください。

この記事のポイント

  • 交通事故後は、痛みだけでなく神経症状の有無を確認することが重要です
  • 筋力検査では、腕・手指に力が入るかを左右で比較します
  • 反射検査では、神経根レベルの異常が疑われるサインを確認します
  • 病的反射は、頸髄症など上位運動ニューロン障害を疑う手がかりになります
  • 検査結果だけで病名を断定せず、必要に応じて医療機関への受診をご案内します

交通事故後に神経学的検査を重視する理由

交通事故後に腕の筋力や神経症状を確認する神経学的検査

追突事故などで首に強い力が加わると、首まわりの筋肉や関節だけでなく、神経にも負担がかかることがあります。一般的なむちうち症状として首や肩の痛みが出る一方で、腕や手のしびれ、握りにくさ、細かな作業のしづらさなどが出る場合もあります。

このような症状があるときは、「どこが痛いか」だけを見ていては不十分です。筋力、感覚、反射、左右差、症状の変化を確認し、神経の働きに異常が疑われるかを慎重に見ます。

当院の院内教育資料でも、上肢ではC5〜T1、下肢ではL4〜S1などの神経レベルを意識しながら、徒手筋力検査、腱反射検査、病的反射の確認を整理しています。これは診断を確定するためではなく、医療機関での評価が必要な状態を見落とさないための大切な確認です。

筋力検査では「力の入り方」と左右差を確認します

りーる整骨院代表 上田永吉が交通事故後の筋力検査と左右差を説明する画像

筋力検査では、患者さんに一定の姿勢を保っていただき、検査者が軽く抵抗を加えながら、力の入り方を確認します。交通事故後の首の症状では、上肢の神経レベルを意識して、肩、肘、手首、指の動きを左右で比較します。

上肢で確認する主な筋力検査

  • C5:肩を横に上げる力、肘を曲げる力
  • C6:手首を反らす力
  • C7:肘を伸ばす力、手首を曲げる力
  • C8〜T1:指を曲げる力、指を開く力

検査では、痛みを我慢して強く力を出してもらうことは目的ではありません。事故直後や症状が強い時期は、無理な抵抗をかけることで痛みが増す場合があります。そのため、患者さんの表情や訴えを確認しながら、慎重に行います。

左右差がはっきりしている場合、痛みで力が入りにくいのか、神経の働きに問題がある可能性があるのかを分けて考える必要があります。必要と判断した場合は、整形外科など医療機関での検査をおすすめします。

反射検査では神経根レベルの異常を確認します

交通事故後に症状と通院の流れを確認する様子

腱反射検査は、反射槌を使って腱を軽く叩き、筋肉の反応を確認する検査です。反射が弱い、左右差がある、反応が極端に強いなどの所見は、神経の状態を考えるうえで参考になります。

上肢で確認する主な腱反射

  • 上腕二頭筋反射:主にC5レベルを確認します
  • 腕橈骨筋反射:主にC6レベルを確認します
  • 上腕三頭筋反射:主にC7レベルを確認します

反射検査で大切なのは、患者さんに力を抜いていただくこと、毎回同じ方法で確認すること、そして左右を比較することです。片側だけ反射が弱い、事故後からしびれや筋力低下を伴う、といった場合は、神経根への負担が疑われることがあります。

ただし、反射の出方には個人差もあります。1回の検査だけで判断せず、症状、筋力、感覚、事故状況、医療機関での所見などを合わせて確認します。

病的反射は見逃してはいけないサインを確認する検査です

交通事故後に首の痛みや手のしびれが遅れて出る人

病的反射とは、通常とは異なる神経の反応を確認する検査です。上肢ではホフマン反射やワルテンベルグ反射などを確認することがあります。これらは、単なる末梢の神経根症状だけでなく、脊髄本体への圧迫や上位運動ニューロン障害が疑われる場合に重要な手がかりになります。

病的反射が陽性だからといって、それだけで病名が決まるわけではありません。しかし、手指の細かい動きがしにくい、歩きにくい、両手足に症状がある、症状が進行しているといった場合は、医療機関での詳しい評価が必要です。

早めに医療機関へ相談したい症状

  • 手足のしびれが強くなっている
  • 握力低下や、物を落としやすい状態が続く
  • ボタン掛け、箸、ペン操作など細かな動作が難しい
  • 歩行が不安定になった
  • 排尿・排便の異常がある
  • 強い頭痛、吐き気、嘔吐、意識がぼんやりする症状がある

りーる整骨院では、このようなサインがある場合、施術を優先せず、医療機関への受診をおすすめします。交通事故後の対応では「整骨院でできること」と「医療機関で確認すべきこと」を分けて考えることが重要です。

検査結果を記録し、経過を追いながら施術方針を考えます

交通事故後の検査結果や保険会社への連絡を確認する様子

神経学的検査は、初回だけで終わりではありません。交通事故後の症状は、時間の経過とともに変化することがあります。そのため、筋力、反射、しびれの範囲、痛みの強さ、日常生活で困っている動作などを記録し、経過を追って確認します。

検査結果を残しておくことで、症状が改善傾向にあるのか、変化が乏しいのか、医療機関への再相談が必要なのかを判断しやすくなります。また、患者さんご本人にも状態を説明しやすくなり、不安の軽減にもつながります。

当院では、事故状況、医療機関での診断内容、保険会社との連絡状況も確認しながら、無理のない通院計画をご提案します。保険の取扱いは事故状況や契約内容によって異なるため、適用条件は保険会社にも確認してください。

彦根市で交通事故後のしびれ・むちうちにお悩みの方へ

りーる整骨院代表 上田永吉による彦根市の交通事故後の相談案内画像

りーる整骨院は、滋賀県彦根市平田町で交通事故後の首・肩・腰の痛み、むちうち、手足のしびれなどのご相談を受けています。痛みのある部分だけを見るのではなく、筋力、反射、病的反射なども必要に応じて確認し、状態に合わせて慎重に対応します。

  • 所在地:滋賀県彦根市平田町136-1
  • 電話:0749-23-8823
  • 平日は21時まで受付時間を設けています
  • 駐車場11台
  • 予約制・当日予約にも対応

交通事故後の通院については、まず医療機関で診察を受けたうえで、整骨院への通院を希望する旨を保険会社へお伝えください。ご不明な点があれば、現在の症状や事故後の流れをお聞きしながらご案内します。

彦根市の交通事故・むちうち施術案内もあわせてご確認ください。

交通事故後の神経学的検査に関するよくある質問

交通事故後の神経学的検査について質問する人

神経学的検査をすれば原因が必ず分かりますか?

神経学的検査は、筋力や反射、病的反射などから状態を把握するための確認です。検査だけで病名を確定するものではありません。必要に応じて、整形外科など医療機関での画像検査や診察をご案内します。

しびれが軽くても相談できますか?

ご相談いただけます。軽いしびれでも、事故後から続いている場合や、首の動きで強くなる場合、筋力低下を伴う場合は注意が必要です。症状の経過を確認し、必要な対応を一緒に考えます。

検査は痛いですか?

筋力検査や反射検査は、無理に痛みを出すことを目的にした検査ではありません。痛みが強い場合や不安がある場合は、確認しながら慎重に行います。症状が強い場合は、検査や施術より医療機関での評価を優先することがあります。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断、治療効果、保険適用を保証するものではありません。交通事故後の症状や手続きは個別事情によって異なるため、医療機関、警察、保険会社などへご確認ください。

りーる整骨院