足首の捻挫が腰痛を引き起こす原因
足首の捻挫は、局所的なケガに見えますが、全身のバランスや姿勢に影響を及ぼし、結果として腰痛を引き起こす可能性があります。その主なメカニズムを以下に詳しく解説します。
1. 体重分散の不均衡
足首の捻挫により、ケガをした側の足をかばう動きが生じます。
- 体重の片側への偏り:
- 捻挫をしている足にかける体重を軽くするため、もう一方の足に負担が集中します。
- 骨盤が傾き、腰椎に左右非対称なストレスがかかります。
- 不自然な歩行パターン:
- 捻挫の影響で、歩行時に足の着地や蹴り出しがスムーズに行えず、不自然な体の動きが腰に負担をかけます。
2. 骨盤と脊柱の歪み
捻挫によって足首の可動域が制限されると、骨盤や脊柱の位置が変わることがあります。
- 骨盤の回旋や歪み:
- 足首の動きが制限されると、骨盤が歪みやすくなります。
- 骨盤の不安定性が腰椎への負担を増加させ、慢性的な腰痛の原因になります。
- 脊柱の代償動作:
- 骨盤が傾くと、バランスを取るために脊柱が曲がったりねじれたりするため、腰部の筋肉に過剰な緊張が生じます。
3. 筋肉の過緊張と弱化
捻挫により足首を固定したりかばったりすると、体全体の筋肉バランスが崩れます。
- 筋肉の過緊張:
- 足首を保護しようとする姿勢が続くと、ふくらはぎや大腿部、臀部、腰部の筋肉が緊張します。
- 特に、脊柱起立筋や多裂筋などの腰部の筋肉が硬直しやすく、腰痛の原因になります。
- 筋肉の弱化:
- ケガをした足を使わなくなることで、周辺の筋肉が弱化し、骨盤や腰椎を支える力が低下します。
4. 足首と全身の運動連鎖の崩れ
足首は体の基盤であり、全身の運動連鎖において重要な役割を果たします。
- 足首の動きの制限:
- 捻挫により足首の動きが制限されると、股関節や膝関節の動きにも影響を及ぼします。
- これにより、骨盤や腰椎が不自然な動きを強いられ、腰痛を引き起こします。
- 歩行時の衝撃吸収の低下:
- 足首の柔軟性が失われると、歩行中の衝撃を十分に吸収できなくなり、その負荷が腰に伝わります。
5. 長期間の影響による姿勢の崩れ
捻挫が長期間治らず慢性化した場合、姿勢や歩行が恒常的に乱れます。
- 習慣的な代償動作:
- 長期にわたって片足をかばうことで、骨盤や腰椎のアライメントが悪化し、慢性的な腰痛を引き起こします。
- 全身の筋膜の影響:
- 足首を含む筋膜の緊張が腰部まで伝播し、腰痛を引き起こします。
腰痛を予防・改善する方法
1. 足首のケア
- 捻挫の適切な治療(アイシング、固定、リハビリ)を行い、足首の可動域を回復させる。
- バランスボードやチューブを使ったトレーニングで足首の筋力と安定性を向上させる。
2. 骨盤の安定化
- 骨盤をニュートラルに保つトレーニング(ヒップリフトやスクワット)を行う。
- 骨盤周辺の筋肉をほぐし、柔軟性を高めるストレッチを実施。
3. 腰部の筋肉ケア
- 腰部や臀部のストレッチを行い、筋肉の緊張を緩和する。
- コアトレーニング(プランクやドローイン)で腰椎の安定性を強化。
4. 姿勢と歩行の改善
- 正しい歩行パターンを意識し、バランスを意識したリハビリを行う。
- 靴やインソールを調整し、足首と腰の負担を軽減する。
5. 専門的な施術
- 整体で全身のバランスを整える。
- 捻挫の影響が腰痛に波及している場合、足首から腰にかけての連鎖的な問題を解消するアプローチが重要です。
りーる整骨院では、足首の捻挫に伴う腰痛に対して、足首のリハビリとともに全身のバランスを整える施術を提供できます。捻挫が腰に及ぼす影響を軽減し、根本的な改善を目指すお手伝いが可能です!
距骨のずれから、踵骨、脛骨と腓骨のずれが生じます。
背屈時のつまりの原因
背屈時に、距骨が後方移動します前距腓靭帯や踵腓靭帯の損傷は、距骨の前方変位を助長します。
距骨の後方を走行する長母趾屈筋によっても後方移動が制限されます
距骨前脂肪体が距骨の前方の前方関節包と伸筋健の間に位置する脂肪体があります。
脂肪体の柔軟性の低下により、背屈制限がかかり前方での詰まりとなります
前脛骨筋の緊張により、足首の背屈制限や下腿前面の疼痛。
腓骨筋の緊張により、下腿内側の痛みや下腿後面の痛みや足首の底屈制限となります。
腓骨小頭も後下方にずれることが多く、膝から上のずれにもつながります。
距骨下関節回内すると
運動の上行性運動連鎖
足関節が回ない骨盤:前傾、前方回旋
股関節:屈曲・内転・内旋
大腿:前方・内側・内旋
膝関節:屈曲・外反・内旋
下腿:前方・内側・内旋
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